20年近く大手出版社に勤務し、その間15年以上に渡って用紙運用を担当。
出版業における膨大な用紙の運用、コスト管理に努めた。
コスト管理の分野では、自らメーカーと共同して、新用紙の開発にも、参加・尽力。
印刷物の品質を維持したまま大幅なコスト削減を図れる、夢の新用紙を誕生させた。
現在は、豊富な用紙知識と経験、交渉術を活かし、日本初のペーパーコンサルタントとして活躍中。
詳しい経歴は、こちらをご覧ください。
業界の裏話満載(?)のブログ「ペーパーコンサルへの道」連載中!
皆さま、初めまして。 日本で唯一の「ペーパーコンサルタント」、田中 潤と申します。
某出版社に勤務すること、約20年。 そのキャリアのほとんどすべてを「紙担当者」として過ごし、用紙業界の「しきたり」を良い意味でも、悪い意味でも熟知しております。
その中で、わたくしが最も疑問に思うこと。それは
「用紙単価には、なぜに一物二価ならぬ、一物四価も五価もあるのか?」
「なぜに、ユーザー様が「適正な用紙単価」を、自力では到底知り得ない仕組みになっているのか?」
ということです。
そんな疑問を抱きながらも、「印刷物の品質を落とさずに、いかに用紙のコストダウンをするか?」、をライフワークにしてきたわたくし。
サラリーマン時代の新入社員研修では、新入社員に「紙と会話ができる」と豪語さえしました。
その研修中にも、講師として度々語らせて頂きましたが、それもあながち冗談ではございません。
出版界にも、あまたの紙担当者様がいらっしゃるとは思われますが、紙の特徴を瞬時に、「誰にでも理解出来る言葉で」説明すること。 これが意外と難しい。
単なる、紙に詳しい「紙オタク」でもダメ。
「紙についての知識」とそれを「実践の場で運用するチカラ」が必要なのです。
「最高の品質」と「最低のコスト」が共存する作品を作るということ。
以前にも増して、紙担当者には、その両方が求められる時代になっております。
高価で良い紙を使えば、誰にでも良い印刷物を作ることは可能です。
が、利益を追求する企業としては、それが許されるはずがありません。
そこで、紙をお使いになるユーザー様のために、約20年間のキャリアで身に付けました、人脈、経験、アイデアを元に様々なアドバイスをさせて頂きたいと考えております。
今まで、出版社内では、いわゆる「軽視」、「冷遇」されてきた紙担当者に出来ること。
ベテランの紙担当者の「底力」をご覧頂きながら、アッと驚く「用紙のコストダウン」を実現させて頂きます。
「ペーパーコンサルタント」を志した動機は、紙業界への長らくの疑問と、自分のキャリアを「社会に還元すること」です。
「ユーザー様も、その先にいらっしゃるお客様をも、ハッピーにする紙使い」をモットーに、紙媒体の存続、延命に取り組む所存でございます。
「ペーパーコンサルタント」業務を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
1991年3月
明治大学政治経済学部卒
1991年4月
都内某出版社入社 業務部在籍
2010年5月
退社
以降、ペーパーコンサルタントとして活躍。
趣味はコイ釣り、ラジオ投稿、個人ブログの執筆など。
資材管理のモットーは
“クライアント様も、その先にいらっしゃるお客様も、ともにハッピーにする紙使い”
在籍の19年間を通して業務部に勤め、出版業の膨大な印刷資材の運用、交渉術を身につける。入社後2年間は雑誌制作を担当し、以後17年間は用紙担当者として、用紙の品質、コスト管理に努めた。
管理業務に留まらず、自ら数多くの新用紙を用紙メーカーと連携し開発。「高品質な印刷物を低コストで」を可能にし、書籍の外見品質を維持したまま低コスト化することを実現した。在籍中には、他にもさまざまなアイディアを立案、実行し、10年間で20億円以上の用紙コストダウンに成功する。
特に2008年6月の用紙メーカー主導の用紙単価値上げ要請(※1) には迅速に対応。用紙メーカーとの交渉、用紙銘柄・用紙メーカーの変更などの各種ノウハウを駆使し、年間約5億円に及ぶ資材費高騰を防いだ。
現在はそのノウハウを活かし、経済的、効率的な資材管理を広めるべく、日本初のペーパーコンサルとして活動。活躍の場は出版業界のみならず、一般企業へと広がっている。 無駄をなくす効率的な資材運用で、資材エコサイクルの実現も目指している。
※1 原材料高騰を理由に製紙メーカー各社が大幅な一斉値上げを発表した